グローランサ備忘録

グローランサ関係の小ネタ記事の保管場所

歴史(英雄戦争)

グローランサの「第四期」について

これはグローランサの「第四期」を打ち砕くことを意図しているわけではありませんが、私たちの『グローランサ年代記』の資料について少し見てみましょう。私はこの本を編集し、改訂版ではグレッグと一緒に仕事をしているので、解読の輪を持っています(そし…

1627年から1629年にかけての「革命」

その間にドラゴン・パスで起こったことは、グローランサの歴史の中でも最も大きな革命であった。当初、サーター王国は崩壊寸前で、部族間の争いで自らを引き裂く勢いだった。しかし、1629年の終わりには、ドラゴン・パスと旧聖王国を支配する勢力を確立した。…

RQGのキャンペーンをするなら何処で?

ご存知のように、ドラゴン・パス/聖王国/プラックスの出身地が、RQGのデフォルトです。これらは、昔のボードゲーム「白い熊と赤い月」、「遊牧民の神々」、そして未完の「運命と死の支配者」で探索された地域だ。ここは英雄戦争の震源地であり、文化の重要…

ルナー帝国のオーランス弾圧について

ご存知の通り、ルナー帝国は可能な限り特定のカルトを弾圧しようとしている。その筆頭はもちろんオーランスだが、ストーム・ブル、ユールマル、マスターコス、ヒミール、イノーラ、ヴァリンド、ゾラーク・ゾラーンなども公式に嫌悪されているカルトである。…

エシルリスト卿

みんなが喜びそうなノートをもっと。今回はエシルリスト卿について。 エシルリストはフレストルの生まれ変わりと考える人もいる。エシルリストはフレストルのクエスト *1 の途中でフレストルその人と遭い、地獄を荒らし、莫大な戦利品と2600頭の黒馬の魔物の…

アーグラスと大荒野

禿鷹の地の向こうには、広大なジェナートの荒野が広がっている。禿鷹の地は乾燥した悪地だが、大荒野には草原や潅木地が広がっている。ルナーは禿鷹の地に渡った部族は死へと向かうと確信していたが、現実にはおそらくプラックス人全体の3分の2が大荒野地方…

新パヴィス総督ハルシオン・ヴァル・エンコース

周知のように、1610年、新パヴィスはルナー軍の前にたった一日で失陥し、包囲者に門戸を開放した。暴動が起きたが、首謀者は捕らえられ殺された。抵抗する者は組織的に虐殺され、または即座に処刑された(あなたの解釈による)。イェルマリオの支配者一族と…

新パヴィスのアーグラス時代

1625年現在、新パヴィスの定住人口は約5150人であり、サーター人の都市としてはボールドホームに次ぐ。また、大廃都内には1500人が住んでいる。パヴィス郡全体では約2万5500人の定住者がおり、サーターの最大部族人口の2倍以上である。常に5000人から1万5000…

新パヴィス王アーグラス

1625~26年頃のパヴィスとプラックスについて、少し考えてみた。ご存知のように、新パヴィスには国王“白い雄牛の”アーグラスがおり、白い雄牛のカルト、新パヴィス王立守備隊、サーター人、狼の海賊の冒険者、傭兵たちに支えられている。新王の主な富の源泉…

“白い雄牛の”アーグラス

1625年までには、プラックス人の約20人に1人が白い雄牛の結社に従っていた。もちろん、これは部族によって異なる。バイソン族とハイ・ラーマ族が最も多く、10人に1人近くが白い雄牛を信仰しており、セーブル族がそれに次いだ(ただし、ポル・ジョニが最も高…

ボールドホーム占領とルナーの財宝庫

新しい昇月の寺院は属領地の魔法と宗教の中心となる予定だったが、ボールドホームは依然としてルナーの行政中心地であった。 ドラゴン・パスの地方総督 *1 (ユーグリプタス、ファザール、タティウス)は、その地における赤の皇帝の代理人として、属領地総督…

1627年までのアーグラスの生涯を簡単にまとめてみた

基本的なストーリーはこうである。『アーグラスは少年時代にプラックスに追放された。彼はバイソン族に奴隷として連れて行かれたが、奴隷となっているあいだに白い雄牛の精霊を見つけ、解放した。白い雄牛はストーム・ブルの息子/ワッハの兄弟で、プラック…

1625年・ボールドホームの解放

「真竜の目覚め」の後、ドラゴン・パス全域は混乱に陥った。レルギウス・カシウス*1 はベリル・ファランクス 300人 *2 と、「むちの柄」騎兵隊 200人 *3 からなる小さな守備隊でボールドホームを守っていた。新ルナー寺院が破壊され参列者全員が褐色の竜に食…

カリル・スターブロウへの不信感

公王時代(とそれ以前)に、カリルが多くの部族指導者からいかに物議を醸し、不信感を持たれていたかということを、一部の人々には実感として理解しがたいようだ。 カリルに対する不信感は、スターブロウの反乱以前にさかのぼる。カリルは多くの部族指導者た…

聖王国では2つの世界が重なりあっている

聖王国では2つの世界が重なりあっている。ひとつは、定命の多くの種族や部族が暮らす、俗世の世界。ここは豊かで強力な土地であり、最も強力な軍隊や艦隊の侵略をも退けることができる。もうひとつは、不死の神々の魔法の世界である。両者は密接な関係にあり…

神王ベリンター

ベリンターは賢明かつ慈悲深い存在であり、罪のない人々を恨まず、鋭敏な頭脳でリソースを集結させた。ベリンターの評議会では、議席の1つをトロウルが占め(ときに女王種トロウル、ときにダーク・トロウル)、その他の議席はオーランス人、アーナルダ人、カ…

グランド・アーグラス・キャンペーン

「ルーンクエスト・キャンペーン」、あるいは「グランド・アーグラス・キャンペーン」の全体構成に取り組む中で、「Boy King」(訳注:Pendragon の一大キャンペーン)との大きな違いが見えてきたので、それをお話ししたいと思います。「Boy King」キャンペ…

アーグラスを理解する

グレッグの考えるアーグラスは、非常に根源的なレベルでアーカットと「同一」であり、オーランスの神話を人間として完全に体得し、活動している。しかし、彼はアーカットやオーランスの行いをそのまま繰り返そうとしているわけではない。実際、彼らの行いを…

アーグラスとアレキサンダー大王のアナロジー

アーグラスとアレキサンダー大王のアナロジーは、「英雄戦争」のサーターを考える上で、とても役に立つものだと思う。フィリッポスとアレキサンダーが台頭した頃の古典ギリシアを考えてみてほしい。最初のうちは、それまでの1世紀あまりの状況とそう変わらな…

ローンのラウス

ローンのラウスは、帝国の貴族ではないが、皇族の氏族に近い存在であった。彼の祖先は、コスターディの地方豪族だった。彼らはルナー帝国と和平を結んだが、ルナーの道には加わらなかった。第2ウェインか第3ウェインの頃、ラウスの高祖父レーンは、息子アシ…

グローランサ人から見た歴史スケール

アーカトは1200年前に死に、消えてしまった。 アーカトには広く普及したカルトはなく、荒唐無稽な話が囁かれているいくつかのほの暗い集団があるだけだ。 グローランサの歴史を理解しようとするとき、私はいつもアレキサンダーのギリシア時代に身を置き、振…

Help with Tarsh Exiles

basicroleplaying.orgファザールの妻はバグノット出身(古ターシュの王族の末裔)で、ゆえに子の“詩人”オンジュールや“ダンストップの”アンスタッドは流民国の王になれる血統だということらしい。ファザール自身はターシュ王を慮って流民国の王になるなど考…

Yelmalio again or Why I Ruined Your Glorantha Redux.

エルマルをRQGでどう扱うかについて、公式のアナウンスです。basicroleplaying.org (前略) それから本当の難しい質問。第三期後期のエルマルの地位はどうなっているのでしょうか? それは英雄戦争時代のサーターではどうなのかという意味です。グレッグの…

Windstop, the Waters, and the Skyfall

basicroleplaying.org 1621-22年の「Windstop」の考察スレ。 MOB氏による太陽領における影響について(サプリ用記事の引用?) David Scott 氏によるマップ など。Jeff 氏はこのイベントでオーランスが地獄へ行って戻ってきたことで赤の女神と戦う新しい能力…

1652年の大洪水マップ

メモ。 basicroleplaying.org