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“白い雄牛の”アーグラス

1625年までには、プラックス人の約20人に1人が白い雄牛の結社に従っていた。もちろん、これは部族によって異なる。バイソン族とハイ・ラーマ族が最も多く、10人に1人近くが白い雄牛を信仰しており、セーブル族がそれに次いだ(ただし、ポル・ジョニが最も高い割合で信仰している)。


人口比ではインパラ族とモロカンス族が最も少ない。それでも白い雄牛の結社には1000人近くのモロカンスが、またインパラはその2倍近くが参加していた。合計すると、約1万3000人のプラックス人が白い雄牛を信仰している。彼らは部族を超えた社会であり、氏族というフィルターを通さずに個人的に彼に忠誠を誓っているため、アーグラスの軍事力は絶大なものとなっている。とはいえ、アーグラスに忠誠を誓っているのはハイ・ラーマ族、バイソン族、セーブル族のカーンだけである。他の大カーンとは慎重に付き合わなければならない。



白い雄牛のタトゥー


これで、白い雄牛時代のプラックス人の政治の輪郭が見えてきた。アーグラスはカーンではないが、ワッハ、ストーム・ブル、オーランスの各カルトから彼に個人的に忠誠を誓う戦士や司祭が増えており、多くの場合、部族や他のカルトとの結びつきを超えて、彼に忠誠を誓っている。ハイ・ラーマ族とバイソン族の指導者たちは強力な支持者であり、現在はセーブル族の指導者も同様である。しかし、インパラ族とモロカンス族の支持はより浅く、より現実的である。そして、アーグラスの連合が以前のように崩壊するのをただ待っている野心的な指導者もたくさんいる。


同時に、部族間の問題はワッハとアイリーサのカルトに支配されたままである。特にアイリーサはアーグラスの権威から外れている(彼は大地の守護者であり、支配者ではない)。ただ、多くの家畜の群れの女祭も彼を支持しているのだが。


アーグラスがジャルドンや白い雄牛運動の中核を連れてドラゴン・パスに去ることを、喜ぶ者も多かったことだろう。


(White Bull Notes – The Well of Daliath より)