グローランサ備忘録

グローランサ関係の小ネタ記事の保管場所

地誌(マニリア)

ドラゴン・パスの貿易の規模

絹はルナー・ハートランド、ルナー・ターシュ、ボールドホームの上流階級の間で見られ、ノチェット市、ライゴス市、カーシー市ではごく普通に見られる。ルナー帝国が後期ローマ帝国とほぼ同レベルの絹を手に入れられると仮定すると、年間5、6トンの絹が必要…

キトリ族

キトリは約6000人。3000人が人間で、1000人がダーク・トロウル、2000人がトロウルキンだとしよう。トロウルの森はかなり広く、400平方キロメートル以上の広さがある。昆虫を食べたり、トロウルの森で狩りや採集をしたり、地元の人間を襲ったり、そして何より…

ヒョルトランドの歴史:第三期

これはグレッグと私(訳注:ジェフ・リチャード)が何年か前に描いた一連の地図で、ベリンター到来から現在までのヒョルトランドの変遷を視覚化したものです。 この一連の地図から明らかなことは、ヴォルサクシ人とヴァンダーランドがサーターと多くの結びつ…

ケタエラの歴史:第三期

ドラゴンキル戦争の後、一なる老翁は“脳味噌喰らい”カジャク・アブと魔法の勝負をして自らがトロウルであることを示し、ドラゴン・パスの支配権をダゴーリ・インカースの指導者たちと共有することになった。これによりドラゴン・パスで最初のトロウル内戦が…

第三期が初めのジェナーテラはまさに暗黒時代であった

第三期が初めのジェナーテラは、まさに暗黒時代であった。海洋の大閉鎖からドラゴンキル戦争までのあいだ、交易(ひいては都市文明)は、ほとんどないと言ってよかった。ただラリオス地方と聖王国は、エスロリアからセイフェルスター、タニソールへと続く一…

ケタエラの歴史:第二期

それから5世紀にわたり、世界が変化する中でも影の国は政治体として存在しつづけた。ウェアタグ人は、中部海洋帝国のジルステラ人の司祭魔術師たちによって海から追い出された。ドラゴン・パスではワームの友邦帝国が形成された。これらの組織はいずれも、ヒ…

ケタエラの歴史:第一期

ケタエラは、現在聖王国と呼ばれている地域の古名である。この地は、この地方から来たが西方へ旅立ったエントルの妻でありエントル人の母である女神ケタにちなんで名づけられた。この地域の創造には、多くの神話がある。鏡の海、エゼル、足跡、嵐の山脈、黒…

聖王国では2つの世界が重なりあっている

聖王国では2つの世界が重なりあっている。ひとつは、定命の多くの種族や部族が暮らす、俗世の世界。ここは豊かで強力な土地であり、最も強力な軍隊や艦隊の侵略をも退けることができる。もうひとつは、不死の神々の魔法の世界である。両者は密接な関係にあり…

神王ベリンター

ベリンターは賢明かつ慈悲深い存在であり、罪のない人々を恨まず、鋭敏な頭脳でリソースを集結させた。ベリンターの評議会では、議席の1つをトロウルが占め(ときに女王種トロウル、ときにダーク・トロウル)、その他の議席はオーランス人、アーナルダ人、カ…

エスロリア女王の系譜

1. ブルヴァラ(在位:1461年〜1510年)。大女王、大王、女王の母などと呼ばれたブルヴァラは、第二期以降のエスロリアの偉大な女王である。彼女は1441年にノリネル家の子として生まれた。15人の男性と結婚し、一時は5人の夫を持ったこともある。23人の子供…

エスロリア料理

余談ですが、エスロリア、カラドラランド、忘却群島(エスヴラール)、マニリアの大部分では、オリーブを栽培できる条件が整っていることを指摘しておきましょう。 また、エスロリア・カラドランドでは、ブドウ、オリーブに加え、レモンやオレンジを栽培する…

アーナールデラ

エスロリアは(サーターやパヴィスとは異なり)古えの地であることを忘れてはならない。エスロリアには、「曙」のむかしから定住し、文明を築いてきた、一貫した歴史がある。その古代の日常的な歴史はほとんど無意味で、おそらくアーナールデラと銀の時代の…

驚異の都

1550年頃の驚異の都は、聖王国最大の都市であり、世界最大の都市の1つであった。人口は5万人で、おそらくノチェットと同じくらいの大きさであり(これは海洋の大開放の話であることをお忘れなく)、「アビ鳥の島」の大部分を占めていた。この都市は魔法の橋…