ペローリア低地平原の気候
ペローリア低地平原は、セアードから雷鳴三角州まで約640km、淡水海から赤き地の辺境まで約800km、ペントの大草原に合流する大草原地帯である。比較すると、アメリカのハイプレーンズより少し大きく、ヨーロッパのパンノニア盆地(オーストリア、ハンガリー、ルーマニアなどを含む)の約3倍の大きさがある。
人間が住んでいない状態のペローリア低地平原は、湿地帯や森林地帯(主に丘陵地)を含む混合温帯草原である。自生している動物は、バイソン、野牛、ライオン、ツキノワグマ、剣歯猫、時折見かける恐竜、そしてたくさんの鳥たち。
ファーゼストはペローリア河谷でも最も雨の多い都市で、850mm。
ミリンズ・クロスは710mm。ミリンズ・クロスでは嵐の季にほとんどの降水がある。
アルコスは610mm(プリペット湿地帯にあるキエフ)。アルコスは収束帯にあり、火の季と嵐の季の両方で降水量が多い。
グラマーは410mm(スポケーン / 注:ワシントン州東部の都市)。クレーターの存在は北風を和らげるが、グラマーは雨陰(注:山の風下側において雨量が少なくなる現象)の中にあることを意味する。
ライバンスは360mm。イェルム・カルトの存在により、快晴の日数が増える。 降水量のほとんどは、ペローリア人が雨の女神エンテコスと良妻賢母デンダーラを崇拝する火の季節に降る。
ユスーパは460mm。降水量のほとんどが火の季節に集中する。
エルズ・アストは560mm。エルズ・アストは白海にある。エルズ・アストはひどいところで、ペローリア版のケベック市だ。カリコス遠征があっても冬は寒く、悲惨である。
さらに西のタラスターとブローリアでは、岩の森山脈のおかげで、より降水が多い(危難の砦とドラストールでは1020mmにもなる)。
さらに東に行くと乾燥してくる。アルコス河谷では400〜500mm程度、ペントの草原ではさらに少ない(300-〜350mm程度)と思われる。