グローランサ備忘録

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歴史を改変する

私はグローランサの有名なキャラクターや出来事をキャンペーンに含めることをお勧めしています。彼らの存在はプレイヤーの体験を豊かにし、権威と信憑性を与えてくれます。しかし、彼らの登場は常に最悪の事態を招く恐れがあります。例えば、戦闘で冒険者たちと対峙しているグンダが「00」を出し、冒険者が「決定的成功」を収めたとしたら、どうすればいいのでしょうか? 以下のような方法があります。


誤魔化す。「普通の人間なら一撃で二度死ぬところだが、流石はグンダだ!」


デウス・エクス・マキナを発動させる。「グンダは倒れたが、空から武装した女が降りてきた。〈カルト知識〉をロールして。それはヒューマクトの死者の判官の一人だ。彼女はグンダにひざまずいて、“まだ死ぬべき時ではない”と言い、唇に優しくキスをした。グンダは目を覚ましたが、少し朦朧としている」。


サプライズはどうでしょう。「グンダの死体が地面に倒れる。その死体を略奪するために殺到する? 〈地元知識〉をロールして。成功? これはグンダではない! 誰かが彼女の鎧を着て、彼女の武器を持っているが、断じてグンダではない!」。


あるいは何もしない。歴史を改変する。「狂戦士ハレックの仲間である罪深きグンダは死んだ。狂戦士ハレックは、彼女の仇を取るために手段を選ばないだろう」。


キャラクターを復活させることもできます。アーグラス、羽馬の女王、エシルリスト卿、ジャ・イールのように、以前に死者の地から脱出し、再びその行為を行うことができるキャラクターもいれば、信者やコミュニティによって復活させられるキャラクターもいるかもしれません。「戦いの後、ハレックは罪深きグンダを救うために地獄に行き、死と戦ったという話を聞いた。だが彼女を生者の世界に連れ戻したにもかかわらず、白熊はグンダの死に関わった者を全員殺すと宣言した。彼らだけでなく、彼らの家族、隣人までも殺すつもりだ!」


ほとんどの登場人物は使い捨てだが、5人の主要人物のうち1人が死ぬだけで、キャンペーンの筋書きが大幅に変わる。そして、それさえも不可侵ではない――ただし、公開されている資料から多くの指針やサポートを得ることなく、キャンペーンが全く異なる方向に進むことになり、あなたにとってさらなる仕事が発生することになるが。


歴史を変えるにはある程度の熟考が必要ですが、キャンペーンの結末を固定しなければならないわけではありません。どのプレイヤーキャラクターでもサーターの公王になれるし、もしかしたら他の誰かが羽馬の女王と結婚してドラゴン・パスの王となることもできるかもしれません。


最終的に、このキャンペーンをどうするかは、あなたが決めることなのです。