混沌とグローランサの恐怖について
非混沌カルトと混沌カルト
どのようなカルトが混沌に対してあまり反感を持っていないのだろうか(さらに言えば、混沌を「悪」や本質的に「間違ったもの」ではなく、単に世界全体の一部として見ているのだろうか)?
「混沌」のルーンを持つカルト(赤の女神、ナイサロール、セッド、ヴィーヴァモート、クリムゾン・バットなど)や一部特殊な混沌カルトが関連するカルト(セッドと ダーカ・ファールなど)はさておくとして、非混沌カルトが、始祖混沌に対して「友好的」であるかどうかだけを見てみよう。
- ホン・イール
- フワーレン・ダールシッパ
- ヤーラ・アラニス
これだけしかいない*1。
では、始祖的混沌に対して「中立的」な非混沌カルトはどうだろうか。
- 黒い牙
- エティリーズ
- ゴゴーマ
- ヒューマクト
- ウーレイニア
これも少ない(が、興味深いリスト)*2 。
※ ※ ※
グローランサの恐怖
クリムゾン・バット、クウィム、怪物の母、群れ集う混沌、真のドラゴン。これらの「恐怖」の出現を阻止することは、世界の破滅を防ぐクトゥルフ神話キャンペーンの筋書きとなるだろう。しかし、これら全てはグローランサにすでに実在し、ドラゴン・パスにいるキャラクターがこれらの恐怖と出会う可能性は十分にある。
そして、これらを倒すことができる英雄が存在する。一言で言えば、それがルーンクエストとクトゥルフ神話TRPGの違いだ。
アーグラスはバットに対抗できるのか? イエス。RQGのキャラクターで構成された適切なチームならば、良い計画と運があればクリムゾン・バットを止められると確信している。私はその方法さえ知っている。
しかし、クリムゾン・バットだけでなく、ルナー魔術学院、クレーターメーカー、ジャ・イール、満月兵団などの存在は、ルナー帝国の驚くべき成功を支えるものである。正規軍の部隊は平均よりはましな程度で、王の一族が率いるサーターに勝てるほどの力はない。しかし、魔術師を擁するルナー軍は、ほとんどの敵を転覆させることができる。もちろん、敵に独自の魔法使いや英雄がいれば話は別の話だが......。
クウィム?そうなんですか? そうです。この古風な英語のスラングは、イギリス以外ではほとんど知られていない*3 *4
クウィム